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丸森の決壊3河川 河道掘削で流量確保 宮城県が方針

 台風19号で堤防が決壊した宮城県丸森町の内川、五福谷川、新川の復旧方法を考える技術検討会が14日、仙台市青葉区の県自治会館であった。県は、3河川で30年に1度の豪雨に対応できる流下能力を確保するため、川底の堆積物を撤去する河道掘削を行う方針を示した。
 五福谷川と新川が合流する内川を流れる計画流量を現行の毎秒800トンから1200トンに引き上げる。川底に堆積した土砂や流木などを撤去することで河川を流れる水の量を増やし、大雨時の氾濫を防ぐ。
 堤防は決壊箇所の対策に加え、決壊しなかった箇所についても一体的に整備する方針。堤防上部の舗装や宅地側のり面と地面の境目を補強し、越水した場合でも決壊までの時間を引き延ばせる構造にする。
 県が提示した工法に対し、委員からは「上流の流下能力を上げることで下流に水が集中しないかを検討すべきだ」「堤防の強度に差が出ないような工夫が必要だ」といった意見が出た。
 県は2月に開く検討会で具体的な復旧工法を決定する。決壊箇所は技術的な難易度が高いため、国に代行工事を求める。


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2020年01月15日水曜日


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