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検断屋敷で「初いぶし」 白石・小原

杉の生葉を燃やし、屋敷の中を煙で満たす協議会のメンバー

 宮城県白石市小原の材木岩公園にある県指定有形文化財「検断屋敷」で15日、煙で建物を害虫や腐食から守る「初いぶし」があった。
 管理する小原地区活性化推進協議会の新年の恒例行事。青々とした地元の杉の葉をいろりにくべると白い煙が立ち上り、かやぶき屋根や柱、梁(はり)を内側からいぶした。冬季休館中の2月末まで週1回、いろりに火を入れて屋敷を保護する。
 昨年10月の台風19号で市中心部につながる国道113号が被災して通行止めとなり、復旧するまでの約2カ月間は客足が遠のいた。協議会の岩松義則会長(78)は「県内外からたくさんのお客さんに来てもらえるよう願った。無病息災で大きな災害のない平穏な一年を過ごしたい」と話した。
 検断屋敷は、江戸時代の宿場で輸送や行政を担った仙台藩検断役の木村家の家屋。市が小原上戸沢地区から移築復元し、2003年3月に公開を始めた。


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2020年01月15日水曜日


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