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「ふくしまHACCP」普及へ 福島県が無料アプリ開発

福島県が開発したアプリ画面。衛生管理のポイントを入力すると計画書が簡単に作成できるという

 食品衛生管理の国際基準HACCP(ハサップ)の導入が義務化されるのを前に、福島県は独自の「ふくしまハサップ」を設計し、中小事業者向けのスマートフォン用アプリを無料公開した。導入の負担を軽減し、食の安全のPRを促進するのが狙い。
 改正食品衛生法は来年6月以降、製造や加工、販売に関わる全ての食品事業者に対し、ハサップに沿った衛生管理を求める。ふくしまハサップは食中毒や異物混入といった一般のリスクに加え、東京電力福島第1原発事故による放射性物質の管理を柱に据えた。
 ハサップは売り上げを伸ばす側面もあるが、必要な衛生管理計画の作成を手間に感じる事業者が多い。
 アプリは「原材料の受け入れ」「温度」など項目別に管理のポイントを入力することで、簡単に計画を作成できる。通常数日かかる作業は1、2時間程度に短縮され、管理実績の記録も手軽になるという。
 県が14日に郡山市で開催したふくしまハサップ導入のセミナーには、食品事業者ら約300人が参加。県食品生活衛生課は「ハサップの導入で県産食品の安全性を発信し、風評払拭(ふっしょく)につなげたい」と話した。


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2020年01月15日水曜日


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