宮城のニュース

名取・閖上津波訴訟 遺族と市側から和解の考え仙台高裁が聴取

 東日本大震災の津波で、家族4人が名取市閖上地区で死亡・行方不明になった遺族が、市の防災無線が機能しなかったなどとして市に約6700万円の損害賠償を求めた訴訟の和解協議が15日、仙台高裁であった。遺族側によると、高裁は和解に向けた考えを市、遺族の双方から聴取した。23日に再度、協議する。
 一審仙台地裁判決によると、無線は地震発生時の揺れで親機に異物が混入して故障し、市は気付かずに避難指示放送を繰り返した。
 判決は、市の管理の不備を認めつつ故障は予見できなかったと判断。市が広報車による避難呼び掛けを見送った点と併せ家族の死亡との因果関係を否定した。
 控訴審で遺族側は、公の設置物に管理不備があった場合の賠償責任を定めた国家賠償法2条の適用を改めて要求。「故障の予見可能性は問題にならない」などと主張している。


2020年01月16日木曜日


先頭に戻る