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竹の内産廃・焼却施設解体に遅れ 宮城県が村田で説明会

シートで密閉された焼却施設前で行われた説明会

 宮城県村田町の竹の内産廃処分場に隣接する焼却施設の解体撤去を巡り、県は16日、現地で開いた住民説明会で、当初予定していた工期の終了が今年3月31日から数カ月遅れるとの見通しを明らかにした。昨年10月の台風19号被害の影響で、ダイオキシンの除去や施設解体などの各工程がそれぞれ延びているのが要因。
 説明会はダイオキシンなど有害物質が検出された焼却施設前であり、地元住民ら約20人が出席。県によると、2001年に稼働停止となり、不法投棄問題が発覚して以降、施設を公開したのは初めてだという。
 シートで密閉された焼却施設の前で、県の担当者は「ろ過材を通して排気を行い、ダイオキシンなどの流出抑制に万全を期す」と強調。「ダイオキシン濃度などに異常値が確認された場合は即座に作業を中止し、原因を究明する」として理解を求めた。除去などに使用した汚染水の浄化装置も公開した。
 地元の「竹の内産廃からいのちと環境を守る会」の佐藤正隆代表(77)は「十数年ダイオキシンの問題などを訴えてきたが、県は無視してきた。施設解体はやっとスタートラインに立っただけ。周辺の無害化に向けて今後も注視していく」と話した。


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2020年01月17日金曜日


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