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復興の発信決意新たに 河北新報社創刊123周年記念式典

創刊123周年の記念式典であいさつする一力社長

 河北新報社は17日、創刊123周年を迎え、仙台市青葉区の本社別館ホールで記念式典を行った。創刊以来の社是である「東北振興」「不羈(ふき)独立」の精神を胸に刻み、東日本大震災からの復興と再生へ歩む東北の姿を発信し続ける決意を新たにした。
 一力雅彦社長は式辞で「メディアを取り巻く環境や社会は変わったが、地域の期待に応える新聞社に変革し続けなければならない。この地で新聞を発行することを誇りに、さらなる発展を誓う」と述べた。
 この日、発生25年を迎えた阪神大震災については「教訓をこれまでどう語り継ぎ、今後、若い世代にどう伝えるのか、学ぶことはたくさんある」と指摘。「東北でも東日本大震災を伝え継ぐ若い世代の担い手づくりを進める」と強調した。
 3月で発生9年になる東日本大震災に関して「今なお5万人が避難生活を送り、農産物の輸入規制が続くなど長期的な問題が山積している。被災地の視点で問題提起し、復興は継続中であるとの意識を持って、被災者に寄り添いながら復興を後押しする」と語った。
 河北新報は1897(明治30)年1月17日、一力健治郎が創刊した。題号には東北が明治維新後に「白河以北一山百文」と軽視されたことへの反発と、東北復権への志を込めた。以来、同一の題号と社是、経営を貫いている。
 17日午後には青葉区の仙台国際ホテルで、第69回(2019年度)河北文化賞の贈呈式が行われた。


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2020年01月17日金曜日


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