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福島3町 避難解除決定 常磐線3月14日全線再開

 政府の原子力災害対策本部は17日、東京電力福島第1原発事故で福島県双葉、大熊、富岡3町に設定した帰還困難区域のうち、一部の避難指示を双葉は3月4日、大熊は同5日、富岡は同10日に解除することを正式決定した。全町避難が続く双葉町での避難解除は初めて。帰還困難区域が含まれるのも初となる。
 解除の対象地域は3町ともJRの駅や駅周辺の道路が中心。双葉町は4日午前0時に双葉駅など約240ヘクタールを解除する。町は2022年春までに住民の居住開始を目指す。
 大熊町は5日午前0時に大野駅周辺など28ヘクタール、富岡町は10日午前6時に夜ノ森駅周辺の7ヘクタールをそれぞれ解除する。双葉町と大熊町では、対象地域と隣接する帰還困難区域の立ち入り規制も緩和する。
 JR東日本は政府の決定を受け、不通が続く常磐線富岡−浪江間(約20.8キロ)の運行を3月14日に再開すると発表。約9年ぶりの全線復旧で、東日本大震災と原発事故に伴う岩手、宮城、福島3県の鉄道不通区間が全て解消する。
 復旧区間では普通列車が1日11往復する。全線再開に合わせ、品川・上野−仙台間を直通で結ぶ特急「ひたち」を3往復運行。復旧区間の双葉、大野にも停車する。このほか普通車の全座席の指定ができる着席サービスを品川−仙台までの全区間に導入する。
 安倍晋三首相は対策本部の会議で「3月26日には(東京五輪の)聖火リレーが浜通りからスタートする。交通の利便性が一層向上するので、多くの人にこの地域を訪れてほしい。福島復興を加速させるきっかけにしたい」と述べた。


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2020年01月18日土曜日


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