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甲状腺3巡目検査 がんデータと対照して分析へ

 福島県の県民健康調査で東京電力福島第1原発の事故当時18歳以下の人に実施する甲状腺検査の評価部会が20日、福島市であり、3巡目検査(2016〜17年度)の分析を始めた。1、2巡目より受診率が低いため、県や国のがん登録データと対照して全体像を把握する方向性を確認した。
 県立医大が3巡目検査の結果を説明。対象の約34万人のうち約22万人が1次検査を受け、受診率は64.7%。2次検査で29人が悪性または悪性疑いと判定され、うち19人が手術でがんの確定診断を受けた。
 委員からは「3巡目で(悪性、悪性疑いの)発見率がかなり落ちており、1、2巡目と比較分析する必要がある」「受診者が限られるなら、未受診者の情報も(がん登録データで)並行して把握することが重要」などの指摘があった。受診率は1巡目81.7%、2巡目71.0%だった。
 昨年7月の任期満了に伴い委員構成が変わり、委員8人のうち4人が新たに就任した。前任期の評価部会は2巡目の結果に関し「甲状腺がんと放射線被ばくの関連は認められない」との報告書を取りまとめた。


2020年01月21日火曜日


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