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宍戸錠さん死去86歳 疎開先・白石の友人ら「憧れの存在だった」

白石城前で、少年非行防止などを呼び掛けるちらしを配布する宍戸さん=1996年10月11日

 「エースのジョー」の愛称で親しまれ、日活アクション映画などで活躍した俳優の宍戸錠(ししど・じょう)さんが東京都世田谷区の自宅で死去したことが21日、警視庁などへの取材で分かった。86歳。大阪市出身。葬儀・告別式の日取り、喪主は未定。

 宍戸錠さんの突然の訃報に、疎開で少年時代から高校までを過ごした白石市や、宮城県内で親交があった友人や関係者にも悲しみが広がった。
 白石高の同級生だった白石市のスポーツ店経営大庭昭太郎さん(87)は「頭が良くてスポーツも万能。憧れの存在だった」と振り返る。
 宍戸さんは昭和27年3月卒の同窓会「ニーナ会」の会長を務めた。十数年前までは年数回、大庭さん方などで酒を酌み交わしたり、ゴルフや海外旅行を楽しんだりした。「俳優としてのイメージと違い、普段の錠ちゃんは穏やかで親しみやすく、周りに人が集まってくる。リーダーを失ってしまった」と惜しむ。
 同校バスケットボール部で1年先輩だったのは元白石市長の川井貞一さん(87)。「映画好きで土曜午前に授業が終わると東京まで見に行き、夜行列車で戻るから月曜は疲れた様子で練習に来ていた。同世代の元気で明るい人が亡くなり寂しくなる」としのんだ。
 宍戸さんは1996年、県が委嘱した第1期の「みやぎ夢大使」に就任。東日本大震災後は「みやぎ絆大使」として通算9期目を務めていた。村井嘉浩知事は報道各社の取材に対し「素晴らしい俳優として活躍された。心からご冥福をお祈りしたい」と述べた。


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2020年01月22日水曜日


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