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仙台「西公園の植木市」消滅? 工事で会場変更、駐車場確保や警備ネックで来年以降も開催困難

西公園で開催された昨年の「春の植木市」

 仙台市青葉区の西公園で毎年開催される「杜の都づくり 春の植木市」が公園の再整備工事に伴い、今年は会場を若林区のせんだい農業園芸センターに移すことが17日、分かった。駐車場確保や警備面の課題から来年以降も西公園での開催は難しい状況で、市民に長年親しまれた「西公園の植木市」が姿を消す可能性がある。

 植木市は1980年に始まった仙台の春の風物詩。市と県内の園芸業者でつくる協賛会が主催し、今年は4月4〜26日にある。東日本大震災で休止となった2011年を除き毎年開催され、09年までは春と秋の年2回あった。会場は一時期泉区の七北田公園だったこともあるが、ほとんどが西公園に設定されていた。
 西公園は07年度から再整備が進み、例年会場となっていた中央広場では近く水はけを改善する工事が始まる。新年度いっぱいかかる見通しとなっており、今年は農業園芸センターのふれあい交流広場に会場が移される。
 西公園開催の最大の課題は駐車スペース。昨年までは公園内のこけし塔前に駐車場を確保したが、広場を長期間占拠する結果となっていた。土日祝日に限って西公園通の一部車線への駐車を認める交通規制も、17年に廃止された。
 購入した花木をマイカーに載せて持ち帰る市民が多く、駐車場を確保しないで開催すれば違法駐車を助長しかねない。1カ月近い期間中の夜間に植木を警備する負担も大きいため、関係者によると来年以降も西公園を会場にするのは困難という。
 植木市は緑豊かなまちづくりを進める目的で始まった。シャクナゲやハナミズキなど色とりどりの花木が会場を彩り、通常より2〜3割引きの価格で購入できるとあって、例年多くの市民らでにぎわっている。


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2020年01月18日土曜日


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