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仙台・燕沢で乗り合い交通実証運行へ 本格導入に向け最終段階

 仙台市宮城野区の燕沢地区交通検討会は22日、乗り合い交通「のりあい・つばめ」の実証運行に乗り出す方針を決めた。本格導入に向けた最終ステップとなる。市が一新する地域交通の支援制度を活用し、4月から1年間実施する。2月14日の市地域公共交通会議で関係機関の合意を得る。
 検討会によると、4月1日〜来年3月31日の月、水、金曜の週3回運行する。夏季(4〜9月)は1日8便、冬季(10〜3月)は6便。ルートは現在実施中の試験運行と同じで、仙台オープン病院を起終点に地区内を回る。停留所は1カ所増やし、29カ所とする。
 運賃は1回200円均一を維持する。市が4月に始める「地域交通乗り乗り事業」を活用し、70歳以上の高齢者と障害者に割引運賃を導入。1回100円とし、差額は市の補助金を充てる。市の支援はないが、小学生以下の子ども運賃(1回100円)も新設する。
 市の支援制度は実証運行の場合、収支率(運行経費に占める運賃、協賛金、グッズ販売など収入の割合)20%達成で、本格運行に移行できる。検討会は1日の利用者を夏季40人、冬季30人と想定し、協賛金や寄付金なども合わせ、収支率は20%を超えると見込む。
 のりあい・つばめは2018年10〜11月、試験運行の第1弾に取り組み、収支率24.8%で目標20%を達成した。第2弾は19年4〜9月に実施し、目標の30.0%に到達。実証運行に移行する条件をクリアした。
 19年10月から冬季の利用状況を把握するため、第3弾の試験運行を20年3月まで実施している。今月17日現在、利用者は1日平均24.5人にとどまり、目標の36人に届いていない。


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2020年01月23日木曜日


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