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警察官採用「身長・体重」基準を撤廃 受験者数増加を期待 宮城県警

 宮城県警は2020年度、警察官・少年警察補導員採用試験で、身長と体重の基準を撤廃する。減少傾向にある受験者を確保するとともに、多様化する業務に合わせ、適材適所の人員配置につなげる狙いがある。
 19年度までの同試験の身体検査で県警は、男性身長約160センチ、体重約47キロ、女性身長約150センチ、体重約43キロを下限の基準としていた。20年度で廃止し、視力と色覚、聴覚などの基準は従来通りとする。
 県警によると、廃止の背景には、受験者数の減少がある。19年度は大卒程度を対象とする警察官Aの試験を初めて年2回実施した効果もあり、受験者数が9年ぶりに増えたが、少子化や就労意識の変化の影響で、減少傾向が続くと予想される。
 犯罪者に対抗するには一定の体格が必要とされ、県の任用規則に身体基準を設けていた。県警は近年、交番で複数人の勤務を徹底するなどして警察官の安全確保を図った上で、IT化に伴う業務の広がりに対応するため、多様な人材の確保を目指す。
 全国では36道府県警が身長、体重の基準を廃止済み。東北の6県警は岩手を除き設けていない。
 県警警務課の担当者は「身長、体重を気にせずに、受験してほしい」と呼び掛けている。連絡先は県警警務課採用係(0120)204606。


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2020年01月24日金曜日


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