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文化財 火事から守れ 塩釜神社で消防訓練

延焼を防ぐための一斉放水訓練
延焼に備え、ご神体や宝物に見立てた箱を運び出す神職

 文化財防火デー(26日)を前に、宮城県塩釜市の塩釜神社で23日、消防訓練があった。市や消防、警察など8機関約120人が参加し、文化財を守る意識を新たにした。
 訓練は、強風と乾燥の注意報が出ている中、境内にポイ捨てされたたばこから枯れ草に着火、強風で塩釜神社本殿と志波彦神社に延焼する恐れが生じた−との想定で行われた。
 神社職員による初期消火や宝物の運び出し、消防団による応急手当て、消防車による一斉放水などの訓練を次々と実施。おのおの真剣な表情で取り組んだ。
 野口次郎権宮司(ごんぐうじ)は「昨年の首里城(那覇市)などの焼失は大きな衝撃だった。1200年以上の歴史を誇る塩釜神社や志波彦神社は人々の心の支え。守らなければならない」と語った。昨年秋に境内の防火防犯カメラをデジタル化し、対応の迅速化を図ったという。
 講評で塩釜地区消防事務組合消防本部の柴正浩消防長は「暖冬だが連日乾燥し、火災への注意が必要だ」と呼び掛けた。


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2020年01月24日金曜日


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