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送迎バスがコース逸脱 自由帳に「SOS」児童33人一時パニック

 宮城県名取市愛島小(児童931人)のスクールバスが22日朝、コースを大きく外れて運行し、乗車していた児童が自由帳に「SOS」と書いて外部に助けを求めていたことが24日、分かった。山田司郎市長が記者会見で明らかにし、謝罪した。
 市教委によると、バスは22日午前8時7分ごろ、愛島台地区で1、5年生33人を乗せ、愛島小へ出発。男性運転手(63)が左折すべきだった学校近くの県道交差点を北進し、約18分後、4キロ先の高舘熊野堂地区の運送会社前で停車した。
 停車した際、5年男子が「SOS」と書いた自由帳を駆け付けた人に示し、身の危険を訴えた。車内では運転手から児童にコース逸脱の説明がなかったとみられ「誘拐されるのではないか」と不安がったり、泣きだしたりした児童もいた。
 運転手は低血糖とみられる症状で救急搬送された。「どこかで転回しようとした」と話しているという。
 児童らは予定より1時間15分遅れで学校に到着。けが人はなかったが、5人が一時、体調不良を訴えた。市教委は愛島小にスクールカウンセラーを派遣した。
 山田市長は「児童に不安な思いをさせてしまい、大変遺憾。深くおわびする」と頭を下げた。スクールバスは仙台市泉区のバス会社が名取市の委託を受け、運行していた。


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2020年01月25日土曜日


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