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樹齢400年超の桜から松ひょっこり、地域住民びっくり 仙台・下愛子の安養寺

枝分かれした部分から伸びる松の若木
安養寺の参道の入り口に立つ桜。松が生え、地域住民を驚かせている=仙台市青葉区下愛子

 仙台市青葉区下愛子の安養寺で、樹齢400年を超える桜の木から松の木が生え、地域の人々を驚かせている。桜は1607年に寺が宮城野区安養寺地区から移転した際、一緒に移植されたと伝わるシンボル的存在。関係者は「桜に松が加わり、めでたい」と喜ぶ。
 松が生えたのは参道の入り口にある高さ7〜8メートルの桜。太い幹が枝分かれした根元部分から約60センチの松の若木が伸びている。一部空洞になった幹を養生した付近に根を張ったとみられる。昨年11月、住職の小石川一幸さん(36)が気付いた。
 市野草園(太白区)の早坂徹園長によると、桜のくぼみや穴に土や葉がたまり、そこから松が生えることは自然界でよくある現象。今回も枝分かれ部分に根を張ったとみられるが、宿り木のように幹や枝に寄生してはいないという。「松の種が飛んできたか、小動物や鳥によって運ばれたのではないか」と推測する。
 安養寺の桜は、毎年ゴールデンウイークの時期に見頃を迎える。仙台西道路が開通する前の愛子地区は水田が広がっていて、桜は春を告げる「種まき桜」として地域住民に親しまれた。
 小石川さんは「桜が長生きできることが前提の話になるが、松もこのまま大切に育てたい。松が生えた『めでたい桜』を多くの人に見に来てほしい」と語る。


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2020年01月17日金曜日


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