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せんだいメディアテーク 設計者の伊東氏「公園のような空間目指した」 来年開館20年

せんだいメディアテークの設計思想を解説した伊東氏

 来年1月に開館20年を迎える仙台市青葉区のせんだいメディアテークで26日、設計した建築家伊東豊雄氏の講演会「メディアテークは、なにを目指していたか」があった。伊東氏は公園のような公共空間を目指した経緯を解説した。
 メディアテークは図書館などが入るガラス張りの地上7階、地下2階の複合施設で、13本の柱がフロアを支えて壁を極力取り払っている。伊東氏は「水に浮かぶ水槽のような空間で、13本の樹木(柱)の間で何をしてもいい公園のような施設をつくりたかった」と理念を説明した。
 「外から閉ざして最適な空間をつくるモダニズムの建築思想に反したが、空間を緩くしたことで絶え間なく新しい活動を取り入れてくれた。みんなの家になった」と振り返った。
 昨年1月に脳梗塞を患った伊東氏は終始笑顔で、館長で哲学者の鷲田清一氏とも対談した。鷲田氏は「過剰に壁を感じる社会で、バリアフリーな空間は世代を超えてつながる場になっている」と評した。
 講演会は開館20年プレイベントとして企画され、400人超が参加した。


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2020年01月27日月曜日


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