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大型クロマグロ漁獲停止 宮城県が命令、3月末まで

 宮城県は28日、太平洋沿岸での大型クロマグロ(30キロ以上)の漁獲量が、県の漁獲枠を超える恐れが出てきたとして、3月末まで漁獲を停止するよう県内の関係漁業者に命令した。命令は2019年4月に小型クロマグロ(30キロ未満)に対して出されて以来2度目。
 命令の対象は、定置網を除く漁船漁業で、カジキ流し網や浮きはえ縄、引き網などでの漁獲。違反した場合は3年以下の懲役、200万円以下の罰金のいずれかか、両方を科される。
 県が設定した19年4月〜20年3月分の漁獲枠4.9トンに対し、漁獲量は15日現在で98%に当たる4.8トンに達した。県は昨年12月16日、漁獲枠の9割を超えたとして漁獲停止を求める勧告を出していた。
 命令は、水産庁が18年1月に導入した太平洋クロマグロ漁の法規制を受け、県が昨年3月、新設した規則に基づく措置。県規則は漁獲枠に対する漁獲量が95%を超えると命令を出すことを定める。
 県水産業基盤整備課によると、カジキやサメを狙うカジキ流し網漁でクロマグロが交じるケースが多い。資源管理が進み、クロマグロが増えていることに加え、海水温の上昇で分布域が広がっていることも要因という。
 国から割り振られた大型クロマグロの19年度の県漁獲枠は20.5トン。県は漁船漁業のほかに、定置網に14.6トン、調整枠に1トンを割り振った。


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2020年01月29日水曜日


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