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体罰受けた生徒の欠席続く 宮城・登米総合産業高が保護者会で説明

 登米総合産業高の部活動で社会人コーチの30代男性が男子生徒へ体罰をしていた問題で、同校は29日、臨時保護者会を開いた。学校側は体罰を受けた生徒が精神的ストレスにより冬休み明けから欠席が続き、登校できない状態であることを明らかにした。
 保護者約50人が出席。学校側はコーチが生徒へ行った体罰の内容や学校の対応、事実関係調査のため31日に県教委設置の第三者委員会が開かれることなどについて説明した。
 会議終了後に記者会見した大内栄幸校長によると、保護者の一部から「体罰やいじめをこれまで隠蔽(ぺい)していたのではないか」という質問が出た。おととし9月にこの生徒からいじめアンケートへの記載があったものの、聞き取りの結果、いじめの事実は認められず、見守りながら注視していたことを説明したという。
 大内校長は「結果的に本人や保護者に大変つらい思いをさせてしまい、保護者におわびしたことを申し上げた。信頼回復のため、本人の希望に寄り添いながら学校としてできることを丁寧にやっていきたい」と語った。
 生徒と保護者によると、コーチは2018年5月ごろから複数回、宮城県登米市内での部活動中に生徒の胸や腹をたたいたり、脚のすねを蹴ったりしたほか、「サル」と呼ぶなどの暴言を繰り返した。コーチに同調して部員間でいじめが始まったと主張している。生徒は心的外傷後ストレス障害の症状が出ているという。


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2020年01月30日木曜日


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