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上山にブドウ団地造成 耕作放棄地13.6ヘクタール、ワイン生産に活用 宮城の企業など今春作付け

上山市園芸団地化実践協議会の初会合

 山形県上山市は、市南部でワイン用ブドウ畑の団地化事業を始める。国や県の補助金を活用して、県内外の企業や個人がワイン用ブドウを栽培し、将来的にワイナリー設立を見込む。10年後にワインとブドウの販売額約1億円を目指している。9日には生産者や開業を目指すワイナリーを支援する「市園芸団地化実践協議会」が発足し、初会合を開いた。
 団地化するのは、松沢地区の13.6ヘクタール。県内のほか宮城、栃木両県などの企業4社と個人1人が参入し、4月に作付けを開始する。参入者同士で作業を受託・委託できたり、共同で鳥獣害対策に取り組めたりするなどの利点が見込まれるという。
 土地は、市が2018年から進めている農地整備事業の対象となっていた42.7ヘクタールの一部。ほぼ耕作放棄状態だった土地を市が地権者に代わって整備し、参入者が購入、賃借した。協議会は、資材費などの助成制度を活用するための手続きや、作付け計画、資金計画などの作成を支援する。
 9日に市役所であった会議では、市から事業計画が説明され、参入者ら30人が出席。参入する南三陸ワイナリー(宮城県南三陸町)の佐々木道彦社長(46)は「赤ワイン用ブドウなら実績のある上山市が一番。上質なブドウを生産していきたい」と話した。
 団地化事業は、市が進めてきたワインの郷プロジェクトの一環。プロジェクトでは、ワイン用ブドウの生産振興・ワインの醸造拡大・消費拡大を3本柱とし、事業プランの作成やワイナリー創業などに向けた相談支援を行っている。


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2020年01月14日火曜日


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