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救急需要の変化 対応探る 仙台で全国シンポ開幕

全国の救急隊員や救命医らが集まったシンポジウム

 全国救急隊員シンポジウム(仙台市消防局、救急振興財団主催)が30日、青葉区の仙台国際センターで始まった。「救急救命の新たなステージに向かって」がテーマ。全国の救急隊員、救命医、消防・福祉関係者が2日間、自然災害の激甚化や救急需要の急増、心肺蘇生の不実施(DNAR)への対応などを話し合う。
 東北大災害科学国際研究所の今村文彦所長が「大震災の教訓の共有と継承」と題し特別講演した。今村氏は「過去の災害記録を振り返り、被害が発生した場所や被害の推移を整理しておくことが、災害時の効率的な救命活動に結び付く」と救急隊員らに提言した。
 初日は約4000人が参加。10会場に分かれ、外国人傷病者への対応に関する講演、女性救急隊員の活躍を考えるパネル討論など39のセッションがあった。
 開会式で、郡和子市長は「救急需要は全国的に増えている。救急救命業務の最新の課題、災害時の対応などを巡り議論を深めてもらいたい」と期待を寄せた。
 31日は救急現場でDNARを望む患者、家族への対応をテーマにしたパネル討論など19のセッションがある。救急隊員シンポは1993年に仙台市で第1回があり、市内での開催は27年ぶり。


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2020年01月31日金曜日


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