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大雨でまたも橋流失の福島・矢祭、上流仮設の工事急ぐ 今夕にも通行可能

久慈川の増水で応急の橋が流失した地点=30日午前10時20分ごろ、福島県矢祭町
開通した直後の応急の橋=昨年11月3日

 昨年の台風19号に伴う久慈川増水で橋が崩落し、29日の大雨でまたも応急の橋が流失した福島県矢祭町の高地原地区は、30日も11世帯28人のうち12人が対岸に渡ることができない孤立状態が続いた。町は31日夕方までに徒歩での通行を可能とするため、上流側で建設中の仮設橋の工事を急ぐ。
 町によると、29日は未明から正午にかけて48ミリの雨が降った。応急の橋は午後0時半に流失。仕事などで対岸に渡っていた住民16人は、町が用意した宿泊施設などで一夜を過ごした。
 孤立状態になった12人とも連絡が取れており、今のところ体調の悪い人はいないという。急病人が出た場合などは茨城県の防災ヘリが救助に当たる。
 応急の橋は幅約5メートル、長さ約60メートルで、大型の管の上に土のうを置いて架けた工事現場用。久慈川沿いの国道118号と地区の農道を結ぶ取り付け道路とともに昨年11月3日に開通した。
 町が用意した宿泊施設に泊まった会社員石井耕民さん(68)は「台風のような激しい雨で、例年なら雪になる1月にこれほど降るとは思わなかった。早く自宅に戻りたい」と話した。
 応急の橋の約300メートル上流で仮設の高地原橋の工事を進める町は、31日午後4〜6時、2月1日の午前7〜9時と午後5〜10時に徒歩による通行を可能にしたい考え。安全確保のため、通行は時間限定となる。
 31日午後6時からは住民説明会を開催し、今後の方針を説明する。2日には車両を地区から対岸側に出してもらうが、2月中を予定する仮設橋完成までは徒歩通行が続く見通し。


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2020年01月31日金曜日


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