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登米総合産業高体罰 学校対応など調査へ 宮城県教委第三者委が初会合

 登米総合産業高の部活動で社会人コーチの30代男性が男子生徒へ体罰をしていた問題で、県教委は31日、県庁で第三者委員会の初会合を開いた。コーチによる体罰の態様や部員間でのいじめの有無、学校側の対応が適切だったかなど、事実関係について迅速に調査する方針を申し合わせた。
 第三者委は県いじめ防止対策調査委員会の特別部会で、県内外の学識経験者や弁護士、人権擁護委員ら6人で構成し、部会長に白石雅一宮城学院女子大教授(児童福祉論)を選んだ。
 諮問書で保護者は「コーチによる体罰などの行為に起因して、部員によるいじめを受けたことや、学校の不適切な対応により心身に重大な被害が生じた」などとして調査を求めている。
 会議後に記者会見した白石氏によると、男子生徒と保護者、コーチ、顧問教諭、教職員に聞き取り調査を行うほか、部員の生徒を対象にアンケートも実施する。体罰への対応が遅れた経緯についても、学校側や県教委に事情を聴く。
 白石氏は「本人の苦痛や悲しみ、苦悩は相当大きかったはずだ。問題発生から時間が経過しており対応が遅れたのは大人側の責任。公平中立の立場で迅速に調査を進めたい」と語った。
 生徒と保護者によると、コーチは2018年4月ごろから複数回、登米市内での部活動中に生徒の胸や腹をたたいたり、すねを蹴ったりしたほか、「サル」と呼ぶなどの暴言を繰り返した。生徒は19年4月に「適応障害」と診断され、現在は心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状があり冬休み明けから欠席が続いている。


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2020年02月01日土曜日


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