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地上イージスの新屋配備「困難」 秋田県知事が防衛相に伝達

河野防衛相(左)に対し、新屋演習場への配備は困難と伝える佐竹知事(中央)と穂積市長=31日、防衛省

 秋田、山口両県が候補地となっている地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の計画を巡り、佐竹敬久秋田県知事は31日、河野太郎防衛相と防衛省で会談し、秋田市の陸上自衛隊新屋演習場への配備は受け入れられないと伝達した。河野氏は「ゼロベースで検討する」と従来の姿勢を改めて示した。昨年9月の防衛相就任後、河野氏と佐竹知事が会うのは初めて。
 佐竹知事は「新屋演習場は非常に狭い上、住宅地に近いため、住民がテロへの不安を持っている。県として配備を理解するには至らない」と述べた。穂積志秋田市長も「今の段階では地元の理解は得られない」と強調。共に配備は困難との認識を示した。
 申し入れ書は、新屋演習場を適地とした調査のミス続出で住民に不信感が広がり「配備は無理と思わざるを得ない」と指摘した。
 政府は新屋演習場への配備案を見直す方向で検討している。河野氏は調査の不手際を改めて陳謝。再調査に当たっては「候補地と住宅地との距離は非常に重要な考慮要素だ。地元の理解を得ながら、ゼロベースで進めたい」と述べるにとどめた。
 計画を巡っては、昨年5月公表の調査で数値ミスなどが発覚し、秋田県側が反発を強めた。同省は外部の専門業者に委託し、新屋演習場を含む20カ所の候補地で再調査を実施中。春にも結果がまとまる。
 山口県への配備に関しては防衛省が昨年12月、陸上自衛隊むつみ演習場(萩市、阿武町)が唯一の適地とする再調査結果をまとめた。


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2020年02月01日土曜日


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