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三鉄リアス線の車両、住民に勇気 田野畑−普代間で運行再開

小旗を振って列車を歓迎する子供たち

 台風19号で甚大な被害を受けた第三セクターの三陸鉄道(岩手県宮古市)は1日、不通となっていたリアス線の田野畑(岩手県田野畑村)−普代(普代村)間(9.3キロ)で運行を再開した。陸中山田−普代間(71.4キロ)がつながり、被害がなかった盛−釜石間を含む運行区間は総延長163キロのうち108キロとなった。
 普代駅では住民ら約80人が、大漁旗や小旗を手に列車を出迎えた。台風豪雨で自宅が被災した地元の主婦佐藤美香さん(51)は「ようやく普代まで来てくれてうれしい。三鉄の車両に勇気づけられる」と話した。
 停車中の車内では、三鉄の復旧に役立てようと普代村役場に設置されていた募金箱が中村一郎社長に贈られた。中村社長は「本当にありがたい。復旧や利用増に向けた取り組みに活用したい」と感謝した。
 リアス線は3月中旬に普代−久慈間(26.1キロ)が復旧予定で、釜石−陸中山田間(28.9キロ)は3月20日の運転再開を見込む。
 リアス線は計77カ所で土砂流入や路盤流失の被害があり、一時は全区間のうち7割が不通になった。


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2020年02月02日日曜日


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