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大崎の自治協が石巻・雄勝の住民招き防災研修

災害の教訓などを語り合う参加者

 大崎市の西大崎地域自治協議会は2日、東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻市雄勝町名振地区の住民ら25人を招き、防災研修会を西大崎地区公民館で開いた。被災体験や復興の歩みを学び、自主防災の意識を高めた。
 地域住民ら約80人が参加。雄勝町に襲来した津波の映像を見た後、名振地区会の高橋守次会長(73)ら4人が語る被災直後の混乱や助け合いの話に耳を傾けた。
 4人は「国や県の発表に頼らず、自ら判断し行動することが大切」「集団移転先を平時から探しておく」などと助言した。
 研修会の後は、防災鍋で作った豚汁などを食べながら懇談した。大崎市非常勤職員曽根妙子さん(60)は「津波の恐ろしさが伝わり、ひとごとではないと思った。地域のつながりを深めることが大事だと実感した」と語った。
 自治協は震災後、名振地区に野菜を届けたり、同地区の伝統行事「おめつき」で振る舞われるおにぎりのコメを支援したりしてきた。
 おめつきは今年、担い手不足で中止となるなど地域社会の維持といった共通の課題もある。自治協の氏家義弘会長(72)は「地域づくりに真剣に向き合っている者同士が、支援から継続的な交流へと関係を発展させたい」と話す。


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2020年02月03日月曜日


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