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「鬼も内」で逃がさない 宮城・村田の姥ケ懐地区で豆まき

「鬼も内」との掛け声で行われた豆まき

 数々の民話が残る村田町姥ケ懐(うばがふところ)地区で2日、節分に合わせた伝統の豆まきがあった。地区の鬼伝説にちなみ、「福は内、鬼も内」と独特の掛け声で地域の安全などを願った。
 同地区の観光施設「民話の里」に集まった町内外の約80人を前に、地元の農業渡辺いこさん(86)と同渡辺久男さん(71)がおきな姿となり、鬼の像に豆を投げ付けた。
 仙台市青葉区の小学2年浜西いちかさん(8)は「普通は『鬼は外』なのに『鬼も内』と言うので、びっくりした」と驚いていた。
 同地区の豆まきは、平安中期の武将、渡辺綱(わたなべのつな)の鬼退治が由来となっている。綱が切り落とした鬼の片腕を持って全国を行脚した際、姥ケ懐で叔母に化けた鬼に奪い返され、逃げられた。住民は綱の心情を思い、「鬼は外」との掛け声をやめたとされる。


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2020年02月03日月曜日


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