宮城のニュース

原発の定検間隔延長を 東北電、将来の原発稼働に関し規制委に表明

東北電力の原田社長(左)と意見交換する原子力規制委の更田豊志委員長=4日午後、東京都内

 原子力規制委員会は4日、原子力施設の安全性向上を考える会合を都内で開き、東北電力の原田宏哉社長と意見交換した。東北電は将来の原発稼働に関し、定期検査終了から次回定検までの間隔を延長する「長期サイクル運転」の導入を検討していることを明らかにした。
 会合で東北電の増子次郎副社長は「女川原発と東通原発がいずれ再稼働し、運転実績を積めるようになったら挑戦してみたいと考えている」と言及した。
 「長期サイクル運転」は、定検の実施間隔を延長することで原発の稼働率が上がるメリットがある。一方で安全性確保の面で課題も指摘されている。東北電は2010年10月、東通原発(青森県東通村)で導入する方針を表明。必要な手続きを国に申請中、東日本大震災の発生を受けて取り下げた経緯がある。
 意見交換で原田社長は、国の新規制基準適合性審査に事実上「合格」した女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の安全対策について「原発を運転した経験のない若年層の社員が増え、人材育成が急務。安全性向上のため取り組みを強化する」と述べた。


関連ページ: 宮城 社会

2020年02月05日水曜日


先頭に戻る