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更生法申請のヤマニシ、仙台で再建方針説明 債権者ら理解と懸念の声

債権者説明会の会場に入る長倉社長(中央)=4日午後2時50分ごろ、仙台市青葉区

 会社更生法の適用を申請した造船会社「ヤマニシ」(宮城県石巻市)は4日、債権者説明会を仙台市内で開き、申請に至る経緯や更生手続きの見通しを説明した。出席者からは地域経済への影響を不安視する声が出た。
 債権者ら約250人が出席し、非公開で約1時間行われた。代理人弁護士によると、長倉清明社長は謝罪した上で、支援スポンサーを選定し再建を図る方針などを説明した。出席者からは約123億円に上る負債の支払いや事業の見通しなどについて質問があったという。
 出席した石巻市の造船業「大平工業」の平塚圭社長(46)は「支払いは8カ月ほど遅れるが取引は続けられそうだ。地域復興を考えるからこそ、早めに事業再生の方向に切り替えたのだと思う」と理解を示した。
 宮城県内の造船関連業の男性は「一番の不安は支援スポンサーがどうなるかだ。再建がうまくいかないと取引先への影響が拡大してしまう」と懸念した。
 長倉社長は説明会終了後の取材に「支援を頂ける雰囲気を感じた。再生に向け力を合わせ、次を担う人たちに託したい」と語った。
 同社は東日本大震災の津波で建造中の大型船2隻などが被災。東日本大震災事業者再生支援機構による出資やグループ化補助金の交付を受けたものの、減価償却費などで約42億円の債務超過に陥っていた。


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2020年02月05日水曜日


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