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阪神大震災25年 創造的復興、未来へ託す 東北大など神戸でシンポ

阪神大震災25年の復興と教訓を考えたシンポジウム

 阪神大震災25年の復興をテーマにした21世紀文明シンポジウム「創造的復興を総括し未来へ提言する」が4日、神戸市で開かれ、被災者を取り巻く法制度やコミュニティーづくりなど多様な観点から議論した。
 ひょうご震災記念21世紀研究機構、東北大災害科学国際研究所などの主催。市民ら約420人が参加し、社会環境が変容する中で次の災害にどう教訓を生かすか考えた。
 基調講演には2氏が登壇し、元兵庫県副知事で神戸山手大学長の斎藤富雄氏が行政の視点から提言。次の大災害に備え、財源や支援内容を明確にした一般法としての「復興基本法」制定を求めた。
 兵庫県立大大学院減災復興政策研究科長の室崎益輝氏はプラスの教訓として、市民社会や協働社会の成熟などを挙げた。
 一方、大きな反省点として「人口減少時代の復興まちづくりは成長拡大型ではなく、むしろ小さくすることを考えるべきだったのかもしれない」と振り返った。
 議論を総括した東北大災害科学国際研究所長の今村文彦氏は「防災の知恵を世界に示すためには、国際標準化機構(ISO)のような防災の世界標準化も一つの手段だ」と提案した。


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2020年02月05日水曜日


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