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庁舎移転に反対の声次々 気仙沼市・住民説明会始まる

移転反対の声が相次いだ住民説明会

 老朽化した宮城県気仙沼市役所庁舎(八日町1丁目)を旧市立病院跡地(田中)に移転新築する方針を決めた気仙沼市は8日、住民向けの説明会を開始した。参加者からは現庁舎周辺の街づくりの停滞を心配し、移転に反対する声が相次いだ。
 市役所であった説明会には、八日町や周辺の内湾地区(魚町、南町)の住民を中心に約60人が参加。菅原茂市長は病院跡地を妥当とした有識者会議の意見を踏まえ、防災面などを重視して移転先を決めた経緯を説明した。
 住民からは「市役所が移れば現庁舎周辺の商店街は壊滅してしまう」「東日本大震災後に進めてきた内湾地区の街づくりに支障が出る」などの声が上がった。「もっと住民の意見を聞く機会をつくるべきだ」「時間をかけて決めてほしかった」など、庁舎を決める議論の進め方に関する批判も出た。
 一方で「市役所は全市民のもの。一つの地域のことだけを考えるのは良くない」と移転に賛同する意見もあった。
 説明会は9日に唐桑町、11日に本吉町でも開かれる。菅原市長は「出された意見を踏まえ、住民と一緒に街づくりについて考えたい」と話した。
 市は2020年度中に具体的な庁舎の機能や広さなどを盛り込んだ基本計画を策定し、23年度に着工、26年度の新庁舎完成を目指している。


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2020年02月09日日曜日


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