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多賀城市談合 業者側が働き掛けか 市幹部、問いに応じ漏えい

 宮城県多賀城市水道事業発注の入札で市幹部が業者に予定価格を漏らしたとされる事件で、官製談合防止法違反などの疑いで宮城県警に逮捕された市水道事業管理者佐藤敏夫容疑者(68)=多賀城市市川=が、業者の問いに応じる形で予定価格を伝えたとする趣旨の説明をしていることが8日、弁護側への取材で分かった。
 弁護側によると、公競売入札妨害容疑で逮捕された長尾設備(多賀城市)社長の長尾賢一容疑者(70)=宮城県七ケ浜町遠山3丁目=が自社の積算価格を示し、佐藤容疑者が肯定することで予定価格が伝わったという。
 佐藤容疑者は県警の調べに対しても同じ趣旨の供述をしているといい、県警が事実関係を捜査している。
 複数の関係者によると、両容疑者は以前、多賀城市内の同じ地区に住んでいた時期があり、家族ぐるみで旧知の間柄だったという。
 佐藤容疑者は市職員となった1973年から長年、市の水道関連事業に従事。長尾容疑者も93年の長尾設備設立前から市内の別の水道関連業者に勤務しており、両容疑者は仕事を通じて関係を深めたとみられる。
 県警は、佐藤容疑者が情報を漏らした経緯や、入札に参加した他の業者の関係を慎重に調べている。
 佐藤容疑者の逮捕容疑は昨年10月の配水管移設工事の制限付き一般競争入札を巡り、管理者として把握していた予定価格を同9月ごろ、県内などで長尾容疑者に漏らし、公平な入札を妨害した疑い。長尾容疑者は入手した情報を基に、工事を落札した疑い。


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2020年02月09日日曜日


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