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原発の安全性に医師ら懸念示す 仙台でシンポ

医師や専門家が原発事故の影響について見解を示したシンポジウム

 東北電力女川原発(女川町、石巻市)の再稼働を問うシンポジウムが8日、仙台市青葉区のフォレスト仙台であった。県内の医師や研究者が東京電力福島第1原発事故による影響について見解を述べ、原発の安全性へ懸念を示した。
 約100人が参加。坂総合病院(塩釜市)の矢崎とも子医師は「成育過程の子どもは原発事故の影響を受けやすい。長期的で慎重な健康管理が必要だ」と強調し、県による甲状腺検診の実現を訴えた。
 宮城教育大の草野清信名誉教授(工学)は県内各地のモニタリングポストが計測した放射線量率の推移を紹介。「汚染廃棄物の試験焼却の日に数値が上がった。放射能漏れが疑われる」との意見を述べた。
 再生可能エネルギーの普及に取り組む仙台市のNPO法人「きらきら発電・市民共同発電所」の水戸部秀利医師も登壇。水戸部氏は蓄電技術の進歩を踏まえ、「分散型自然エネルギーシステムに転換することで、原発に頼らずに必要な電力を賄える」と呼び掛けた。
 シンポジウムは核戦争を防止する宮城医師・歯科医師の会が日本科学者会議宮城支部と初めて連携して開催した。


2020年02月09日日曜日


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