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よみがえる思い出と貝 陸前高田で「特別展」

片殻を失った世界最大級のオオシャコガイ

 東日本大震災で全壊した岩手県陸前高田市の「海と貝のミュージアム」から拾い出した貝類標本を集めた特別展「ずっとずっとふるさと陸前高田」が8日、市コミュニティホールで始まった。12日まで。
 安定化処理や修復を施した貝類328種約600点を展示。被災し、片殻を失った世界最大級のオオシャコガイは、見つかった右側の殻が登場した。
 変わった形や色とりどりの貝の数々が約9年ぶりにお目見えし、市民は懐かしそうに見入っていた。熊谷賢主任学芸員は「思い出の貝が失われていないことを伝えたい」と話す。
 海と貝のミュージアムは1994年に開館。収蔵する約6万種11万点のうち約9万点を回収し修復などを進めている。同じく津波で全壊した市立博物館に合築して2021年の開館を目指す。
 被災文化財の修復を支援する専門機関でつくる実行委の主催。無料。9日は午後1時半から、市コミュニティホールでシンポジウム「よみがえる文化財と博物館の復興」を開く。


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2020年02月09日日曜日


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