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多賀城市談合 市長、全協で謝罪 再発防止と倫理徹底で委員会設置の方針

水道事業管理者の逮捕を受け市議会全員協議会で謝罪する市幹部

 多賀城市水道事業発注の入札で市幹部が業者に予定価格を漏らしたとされる事件を受け、市は10日、市議会2月定例会の開会前に全員協議会を開いた。官製談合防止法違反などの疑いで市水道事業管理者佐藤敏夫容疑者(68)=多賀城市市川=が県警に逮捕されたことを菊地健次郎市長が謝罪し、再発防止と倫理徹底に向けて委員会を発足させる方針を明らかにした。
 市は、事件の経過と工事の概要、2010年度以降の上水道部発注工事の入札状況なども説明した。容疑になった工事で残っているのは仮設管撤去だけで、3月25日の工期終了までに間に合う見通しという。
 議員からは事実解明と再発防止を求める声が相次いだ。落札率100%の事業があることから、談合の疑いがある工事の調査を市に要求した。
 市は再発防止に向け、08年度から導入した管理者制度や予定価格公開などの在り方を検討する委員会を早急に設ける方針を示した。菊地市長は「全庁挙げて協議し、皆さんと新たな防止策を決めたい」と答えた。
 今回の談合事件を受け、公競売入札妨害容疑で逮捕された長尾賢一容疑者(70)=七ケ浜町遠山3丁目=が社長を務める長尾設備(多賀城市)に対して、市は4日から市部局の発注工事を1年間の指名停止にした。上水道部も指名停止する見込み。
 昨年11、12月に同僚職員に対するセクハラ行為、市営駐車場料金の不正減免などの不祥事が相次いでおり、全員協議会では公務員倫理の徹底を求める声も上がった。


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2020年02月11日火曜日


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