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中国人旅行者370人が宿泊キャンセル 宮城、新型肺炎の影響広がる

 宮城県は10日、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、3月末までに県内を訪れる予定だった中国人旅行者370人分の予約取り消しがあったと明らかにした。中国政府が先月27日に海外団体旅行を停止したのを受け、現地の旅行会社が催行を取りやめた。
 予約のキャンセルは中国の上海、大連、蘇州3市からの旅行者。スキーの団体旅行300人と小中学校の教育旅行40人、13歳以下のサッカーチーム30人。2月上旬から3月末、それぞれ3泊4日ほどの日程で県内を訪れる予定だった。
 県アジアプロモーション課は「国籍を問わず海外旅行を敬遠する動きが広がっている。事態の収束を待つしかない」と説明する。
 東北各県の観光地ではこれまで、宿泊施設などで相当数のキャンセルが出ている。
 山形県では10日にあった感染症対策本部の初会合で、県内の主な宿泊施設での外国人観光客のキャンセルが約1400人に上ったと報告された。観光文化スポーツ部によると、ほとんどが中国人客だという。
 宮城県は全体の人数を取りまとめていない。仙台市内のホテル関係者は「3月は既に200人が宿泊を見合わせた。中国人旅行者がホテルに宿泊しているかとの問い合わせも多く、風評被害が拡大している」と頭を悩ませる。
 県は大連事務所に勤務する職員4人のうち、現地採用を除く2人を8日に帰国させた。体調不良は訴えていないが、24日まで自宅待機とする。事務所再開は現段階で見通せないという。


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2020年02月11日火曜日


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