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高度医療チームと地域病院の整備を 専門家戦略会議が提言

記者会見で感染予防の徹底を呼び掛ける賀来氏(右)ら=東京・内幸町

 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、医学や薬学の専門家でつくる「STOP感染症2020戦略会議」は10日、感染防止の徹底を呼び掛ける提言を発表した。座長の賀来満夫東北医科薬科大特任教授(感染制御学)は記者会見で「行政と医療が連携し、感染症専門医に集中治療医、呼吸器内科医らを加えた高度医療チームを地域病院に整えることが必要だ」と強調した。
 賀来氏は国内の感染状況について「各地で散発的な症例はみられるが、地域全体への拡大はなく流行はしていない」と分析。「国内患者の多くは軽症」と指摘し、2002〜03年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)と比べ「病原性の危険度は低いだろう」との見方を示した。
 ただ、糖尿病や心疾患など持病のある人は「重症化する可能性がある」と述べ、地域の治療態勢の充実を急ぐよう呼び掛けた。
 戦略会議は個人ができる感染症対策として、小まめな手洗いやアルコールを含んだウエットティッシュの携帯、マスクの備蓄、過剰に恐れないなどを提言。賀来氏は「新たな感染を完全に水際で封じるのは不可能。流行させないよう普段からの予防徹底が大切だ」と述べた。


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2020年02月11日火曜日


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