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大崎耕土や坐像をアピール 田尻総合支所新庁舎で業務開始

大崎市田尻総合支所の新庁舎開庁式で、餅をついて業務開始を祝う伊藤市長(中央)ら

 宮城県大崎市の田尻総合支所の新庁舎が完成し10日、業務を開始した。
 庁舎は、地元木材を使用した木造一部鉄筋コンクリート平屋で、床面積約1225平方メートル。建設費約6億円をかけ、旧庁舎の立っていた敷地に昨年12月に完成した。
 通常の執務室のほか、地元に伝わる国重要文化財の「木造千手観音坐像(ざぞう)」収蔵室、観覧室を設けた。坐像や世界農業遺産「大崎耕土」の歴史と文化を伝える情報発信室も設置した。
 業務開始に先立って開庁式があり、約200人が出席。伊藤康志市長は「田尻地区の文化や自然を通した心のよりどころとしてだけではなく、町づくりや防災の拠点として活躍してほしい」とあいさつした。
 田尻中吹奏楽部が旧田尻町歌などを演奏し、田尻駅前商店会が餅を振る舞って地域の新たな中核施設完成を盛り上げた。
 坐像は市松山ふるさと歴史館で保管されており、庁舎への収蔵は10月を予定する。
 旧庁舎は全国的に希少な円形庁舎で1958年に旧田尻町役場として建てられた。老朽化に加え、東日本大震災で壁に亀裂が入る被害を受けたことから、2017年9月に解体された。


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2020年02月12日水曜日


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