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放射光利用促進へ向け、仙台市が分析2社と連携

放射光施設の利用促進に向け、協定書を取り交わした(左から)佐々木氏、松本氏、郡市長

 仙台市は12日、2023年度に東北大青葉山キャンパス(青葉区)で稼働する次世代型放射光施設の利用促進に向け、測定結果の解析ができる「分析会社」2社と連携協定を結んだ。放射光施設の活用ノウハウがない中小企業による利用の支援に共同で取り組む。
 協定を結んだ2社は日産アーク(神奈川県)と日東分析センター(大阪府)。市は本年度、東北の中小企業を対象に大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)を産業利用してもらう事業をスタート。新年度は対象を全国の事業者に拡大し、2社を含む分析会社の活用も呼び掛ける。
 市役所であった締結式で、日産アークの松本隆常務は「東北の放射光施設は世界で最も使いやすい仕様や運用となった。ただ、企業だけで実験や解析、データの解釈を行うには限界がある」と述べ、市に連携を呼び掛けた経緯を明かした。
 日東分析センターの佐々木康行管理部長は「市の事業を通じ、波及効果のある事例を創出したい。自社でも放射光施設活用の知見を蓄積する」と語った。
 市は連携を足掛かりに、2社の取引先を含め、全国の企業に地元施設を利用してもらうことを期待する。
 郡和子市長は「測定分析の知見を持つ企業と連携できて心強い。次世代放射光施設が産業分野で大きな力を発揮できることを広く知ってもらえる」と話した。


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2020年02月13日木曜日


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