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震災経験、学びの基本に 仙台で教員80人が研修会

集まった教員に命の大切さを語る菅原さん

 仙台市小学校教育研究会の学校図書館部会が12日、東日本大震災に関する研修会を市内で開き、教員約80人が遺族らの話に耳を傾けた。
 同部会が「命の大切さを考える機会に」と企画。妻と長男を津波で亡くした東松島市野蒜まちづくり協議会長の菅原節郎さん(69)は「私は地域の巡回に行って無事だったが、一緒に逃げていれば、という後悔が消えない。高い所、遠い所に全力で逃げてほしい」と訴えた。
 地震被害で一時立ち入り禁止になった太白区秋保町の旅館「緑水亭」の若おかみ高橋知子さん(44)も登壇。「営業は無理だと言われたが、絶対に復活させると思って(震災2カ月後の)2011年5月に宿泊客の受け入れを再開できた」と振り返った。
 図書館部会長を務める大沢小の菅原孝代校長(58)は「震災を思い出したくない人もいるが、人を育てている教員として節目節目で震災を捉え直すことが大切だ」と話した。
 図書を使った活動として防災関係の本を紹介するブックトークもあった。


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2020年02月13日木曜日


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