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信号旗で漁船ウエルカム 復興の象徴、気仙沼湾横断橋に市掲示へ 魅力向上狙いライトアップも

国際信号旗の「貴船の安全航海を祈る」
ライトアップし、国際信号旗が掲げられる気仙沼湾横断橋

 東日本大震災の復興道路として国が2020年度中の全線開通を目指す三陸沿岸道(仙台−八戸、359キロ)にできる気仙沼湾横断橋に、気仙沼市は出入港する漁船に歓迎などの意味を示す国際信号旗を掲示する。夜にはライトアップも計画。復興のシンボルとなる橋の魅力向上を図る。
 国際信号旗は洋上の船舶が通信で利用する世界共通の旗。市は橋の下を航行する漁船の乗組員が見えるよう、橋の裏側に旗を掲げる方針。場所は長さ1344メートルの橋のうち海上部分680メートルの中央部を想定する。
 約8メートルの幅に「貴船の帰港を歓迎する」「貴船の安全航海を祈る」を意味する旗のフィルムシートを貼る。歓迎の旗は3枚、安全祈願の旗は2枚、それぞれ必要。市によると国内の橋で信号旗を掲げるのは初。
 橋のライトアップには発光ダイオード(LED)の照明器具(高さ約40センチ、幅約20センチ)40個準備する。海上部分の車道にある中央分離帯に設置。白い光が、海上の橋を浮き上がらせる。
 開会中の市議会2月定例会に提出した2020年度一般会計当初予算案に二つの事業費計2150万円を計上。いずれも市が東日本大震災の寄付金などで創設した基金を活用する。
 横断橋は主塔から延びた鋼のケーブルで道路を支える斜張橋として東北最長。主塔から延びる道が5月ごろつながり、12月には舗装が終わる予定。地元では大島と本土を結ぶ気仙沼大島大橋と並び、復興のシンボルと位置付けられている。
 菅原茂市長は「世界の海に出港し、戻ってくる漁業者に対する気仙沼市民の敬意を表すと同時に、ライトアップにより観光客にとっては記憶に残る場所になる」と話した。


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2020年02月14日金曜日


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