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夜間の山側離陸は西ルート限定、岩沼西部や白石上空通過 仙台空港24時間化対策で県が提示

24時間化へ騒音対策が検討される仙台空港

 仙台空港(名取、岩沼両市)の24時間化を目指す県は17日の岩沼市議会全員協議会で、夜間に山側へ離陸する航空機の飛行経路を、旋回して海上に向かわず西側に限定するなどの追加騒音対策を示した。県は「騒音の範囲が縮小する」と理解を求めたが、市西部を中心に騒音レベルが上がる見通しの地域もあり、議員から疑問の声が出た。

 西側の飛行経路は仙台空港を山側へ離陸した後、岩沼市西部や白石市上空を通過し、新潟県方面に向かうルート。県は追加対策として、午後9時半から翌日午前7時までの間、突風などのため優先滑走路方式で海側に離陸できない場合、西側経路を飛行することを盛り込んだ。
 これにより、山側へ離陸した後、間もなく左旋回して海上に向かう経路を飛行しなくなるため、岩沼市矢野目や相の原、末広地区などで、騒音レベルが下がると見込む。一方、市西部の長岡、小川、志賀地区などでは騒音レベルが上がるという予測を示した。
 議員からは「夜間の騒音をできるだけ出さないよう対策をする中、騒音レベルが上がる地域があるのはどうか」などの意見が出た。県空港臨空地域課の桝谷成幸課長は追加対策に伴い、夜間に西側経路を飛行する航空機の増加数について「1便程度」と説明。市西部で今後、住民説明会を実施する意向を明らかにした。
 このほか、県は(1)航空機のエンジン試運転を原則、午前7時半〜午後9時半に制限する(2)午後9時半〜翌日午前7時半はジェット機を減速させる逆推進力装置の使用を制限する−という地上騒音の低減対策を示した。


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2020年02月18日火曜日


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