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山元町が新保育所設置を見送り「既存施設で対応可能」

 宮城県山元町は18日、坂元地区で整備を検討してきた保育所について設置しない方針を明らかにした。斎藤俊夫町長が町議会全員協議会で「既存の保育所と幼稚園で受け入れ可能と見込まれる」と理由を説明した。
 町子育て定住推進課によると、町内の未就学児は本年度は397人、2024年度は344人、29年度は327人と減少傾向が続くと推計する。
 本年度は、291人が町つばめの杜保育所(定員150人)と事業所内保育所(同6人)、2カ所の私立幼稚園(同計約180人)に通う。幼稚園の終了時刻が午後6時まで延長されたことや、幼児教育の無償化で転園者の増加も想定され、既存施設で足りると判断した。
 町は代替策として、今年10月から坂元地区とつばめの杜保育所を結ぶ無料送迎バスを運行する。満1歳以上が対象で、坂元地域交流センター内に送迎保育ステーションを設ける。
 斎藤町長は「子育てニーズや幼児教育と保育の無償化、人口推計を考慮し、現時点で新たな保育所は設置しない」と述べた。
 坂元地区にあった南保育所は東日本大震災で全壊し、16年度に他の2保育所と共につばめの杜保育所に統合された。坂元地区の住民団体は15年度、現地再建を求める請願を町議会に提出し、採択されていた。


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2020年02月19日水曜日


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