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スルメイカ記録的不漁 山形県、漁業者へ融資

 スルメイカの記録的な不漁を受け、山形県は18日、漁業者向けの制度融資の受け付けを開始した。1業者当たり500万円を上限に無利子で貸し付け、経営の安定を支援する。
 直近の漁期の漁獲金額が平年比で15%以上減っている県内のスルメイカ漁業者などが対象。償還期間は5年以内(据え置きなし)で、全体で1億3000万円の融資枠を用意した。
 県水産振興課によると、県内の昨年のスルメイカ水揚げ量は、記録の残る1967年以降最低の1316トン。過去10年の平均値2103トンから約6割に減少した。産卵場で好漁場となる日本海中央部の大和堆(やまとたい)周辺で、海水温が安定しないことに加え、近年の北朝鮮による違法操業の影響もあるという。
 県は法令の改正で漁業無線の更新が必要な中型イカ釣り船向けに、水揚げ港がある酒田市と共同で漁協からのリース無線の費用を計3分の2補助する支援も併せて行う。
 県漁協の田村勇次専務理事は「県の融資は燃油代などの債務が固定化し、経営改善できずにいる漁業者を支援してくれる施策だ。1人でも多く漁業者を救済できるように、有効活用したい」と話している。


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2020年02月19日水曜日


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