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伊達・梁川「まちの駅」が4カ月ぶり営業再開 初日600人来客

営業再開した「まちの駅やながわ」
被災直後の「まちの駅やながわ」=2019年10月14日

 昨年10月の台風19号で阿武隈川の支流が氾濫し、浸水被害に遭った福島県伊達市梁川町の情報発信拠点「まちの駅やながわ」が16日、被災から約4カ月ぶりに営業再開にこぎ着けた。まちの駅はこの間、復旧作業の傍ら被災した住民の支援拠点として機能してきた。
 地場の農産物や手作りの雑貨などを扱っていたまちの駅は、塩野川の氾濫によって床上約1.5メートルの高さまで浸水。初めの1週間はボランティアや地元住民らも片付けを手伝い、その後はまちの駅スタッフや運営するNPO法人の職員約10人で復旧に当たった。
 店頭に並べていた商品はもちろん、机や椅子、駐車場に至るまで全て泥まみれに。職員はほこりや泥と闘いながら、モップや高圧洗浄機で泥を洗い流す先の見えない作業に追われた。
 復旧が一段落すると、市が物資を配布する「被災者支援ステーション」の役割を果たした。地元の婦人会やボランティアが、ステーションを拠点に炊き出しも担った。
 営業を再開した16日は開店直後から野菜やあんぽ柿を求めて大勢が訪れ、被災前の1日平均を大きく上回る約600人の来客でにぎわった。
 地元住民お手製のつるしびなも飾られ、買い物客を歓迎。休憩スペースや食事所も再開し、過去最高の売り上げを記録した。八巻克男駅長は「町の復興はまだ道半ば。営業再開で町に勇気を与えられたらいい」と話した。
 つるしびなを提供した同市梁川町の無職河田喜美代さん(70)は「まちの駅は地元の人たちにとって、買い物だけでなく語らいの場にもなっていた。再開して本当にうれしい」と語った。


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2020年02月19日水曜日


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