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宮城県美術館の移転集約構想 県が「検討進める」に修正

 仙台市青葉区の宮城県美術館と東京エレクトロンホール宮城(県民会館)の新施設を宮城野区の仙台医療センター跡地に移転、集約する構想を巡り、宮城県は19日、移転の方向性を維持した県有施設再編基本方針の最終案をまとめた。中間案で「集約する」とした表現を「検討する」に改めるなど、美術館の現地存続を求める関係者への配慮をにじませた。
 最終案は美術館について、施設老朽化やバリアフリーへの対応といった従来の課題に言及。地下に仙台西道路のトンネルがあることなどから、一時検討を進めていた現地改修は施工上の制約が生じるとし、移転新築の優位性を強調した。
 移転に根強い反発があるため、中間案で「集約、複合化する」とした表現を「さらに検討を進める」と修正。施設再編の議論の過程で利用者らの意見を聞き、合意形成に取り組むとした。
 新施設の整備に当たっては、2017年度に県教委が策定した現地改修基本方針の理念を尊重することを明記した。美術館と県民会館の移転に伴う街づくりへの影響を懸念する仙台市など関係機関との協議を進める考えを盛り込んだ。
 最終案は、県有施設の再編の在り方を話し合う20日の有識者懇話会で公表する。懇話会や県議会2月定例会での意見を踏まえ、年度内に基本方針をまとめる。20年度には関係者と意見交換するなどして再編の在り方を協議し、新施設のイメージを固める考え。


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2020年02月20日木曜日


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