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持ち主の元へ思い出と共に 仙台で被災写真の返却会

ファイルをめくり、思い出の写真を探す来場者

 東日本大震災の津波で流出し、仙台市内の被災地で見つかった写真の展示・返却会が19日、若林区文化センターで始まった。被災写真の洗浄、復元活動に取り組むNPO法人「おもいでかえる」(若林区)と市が3月1日まで開いている。
 宮城野、若林両区で回収された約16万点の写真を展示する。ファイルに収めたほか、データベース化されパソコンでも閲覧できる。ランドセルやトロフィーなど個人名が入った思い出の品約2000点も並ぶ。
 若林区の会社員渡辺勇介さん(31)は名取市閖上の母の実家が津波に流され、祖母を失った。「祖母や母の写真が流れ着いているかもしれない」と語り、データベースを検索していた。
 NPO法人の丹野ゆみ理事は「1枚でも持ち主に戻れば、思い出も一緒に返せる。少しでも多くの写真が持ち主の手に届くよう願っている」と話した。
 午前10時〜午後5時。文化センター休館日の25日は開催しない。


2020年02月20日木曜日


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