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宮城県美術館の現地存続を 美術家連盟、知事に要望書

 日本美術家連盟(東京)は20日、仙台市青葉区の宮城県美術館と東京エレクトロンホール宮城(県民会館)の新施設を移転、集約する県の構想に関し、美術館の現地存続を求める要望書を村井嘉浩知事に送付したと発表した。
 要望書は、連盟理事長で洋画家の山本貞氏(横浜市)名で提出。県が故前川国男氏に設計を委嘱した美術館を「広瀬川に臨み青葉山のふもとに溶け込む美しい建物」と位置付けた。
 中庭に面した回廊の制作室を一般に開放する教育普及事業を特長に挙げ「全国的に類例がなく、前川氏の理念に添う実践」と高く評価。「公共施設は単なる『箱』ではなく建築として歴史的な価値があり、そこで実践された活動が市民や地域の文化・歴史の形成に大きく寄与している」と強調した。
 開館から39年を経て「他に比べるもののない宮城県独自の美術館になった」とも指摘。「地域文化の拠点であると同時に日本の芸術文化活動に重要な位置を占めることを考慮し、現美術館の継続を検討してほしい」と求めた。
 同連盟は1949年発足。画家や彫刻家、版画家ら約5000人が会員となっている。


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2020年02月21日金曜日


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