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<いぎなり仙台>さあオリパラだっちゃ![1]スポーツクライミング 全選手がメダルの候補

難易度の高い壁を登るボルダリング=仙台市宮城野区のボルズ
ボルズ代表・佐藤さん

 仙台圏の名所や話題を取り上げるシリーズ「いぎなり仙台」。今回は東京五輪・パラリンピックで初採用された競技が楽しめるスポット、開催都市枠で追加された種目などに打ち込む人々の姿を紹介します。

 ホールドと呼ばれる大小さまざまな石に手足を掛け、身一つで壁をよじ登っていく。新競技に採用されたスポーツクライミングはスピード、ボルダリング、リードの3種目からなる複合形式の競技だ。
 ボルダリングは、高さ約5メートルの壁に数種類のコース(課題)を設定し、決められた石だけを使って登る。石のどこをつかみ、どう足を掛けるか、考えて読み解くことから「体を使ったチェス」とも呼ばれる。
 仙台市宮城野区萩野町のクライミングジム「ボルズ」代表の佐藤秀憲さん(40)は「課題には必ず難所があり、そこで何人も落ちる。どうクリアするかが楽しむポイント」と言う。
 リードでは持久力、スピードでは瞬発力がそれぞれ求められる。愛好家らは「種目や課題で得手不得手、有利不利がある。全選手がメダルの候補」とみる。
 初心者の記者は数本登っただけで腕が震え、ギブアップ。代表選手の身体能力と技術のすごさを、身をもって痛感した。
(大芳賀陽子)

◎パズル解く要領 ボルズ代表・佐藤さん

 スポーツクライミングは頭で考え、体を動かし、パズルを解くように登っていく奥深いスポーツです。競技中は相手ではなく、常に自分との闘い。選手が難所をどう乗り越えて次のホールドに進むか、注目して見てもらいたいです。

[スポーツクライミング]1対1で壁を登る「スピード」、時間内に踏破するコースの数を競う「ボルダリング」、到達した高さを争う「リード」の順位を掛け合わせ、ポイントの少ない選手が上位となる。日本人選手の活躍などで人気が高まり、国内のジムは10年間で約5倍に増えた。


2020年02月21日金曜日


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