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AI問診 満足度向上へ 十和田市立中央病院が導入

AI問診システムの表示に従い、タブレット端末を操作する患者(左)

 十和田市立中央病院は今月、人工知能(AI)技術を使った問診システムを導入し、消化器内科と整形外科で運用を開始した。患者の待ち時間短縮や診療の満足度向上、医師の働き方改革などが期待できる。青森県内では初の導入という。
 患者がタブレット端末に入力した内容に応じて、AIは3500種類の質問の中から患者にあった質問を選んで順に表示する。患者が答えるのは20程度の項目で、入力に不慣れな人でも3〜10分で終わる。
 AIは疑わしい病名も選び、医療用語に直して問診結果を記録。診察前に状況を把握できるため、同じ診察時間でも医師が患者と話せる内容は増える。また、医師が問診記録を記入する作業が省略できる上、問診の質の均一化も図れる。
 システムは医師と技術者が設立した東京都の企業「Ubie(ユビー)」が開発。同社によると、他に問診からカルテ記録までできるシステムはないといい、導入は3月末までに全国150施設になる見込み。
 同病院は状況を見ながら、徐々に他の診療科にもAIによる問診を拡大する方針。丹野弘晃院長は「診療現場で余裕、ゆとりができるのではないか。医者を前にすると思いを伝え切れないとの声もあるが、その点も解消できる」と話した。


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2020年02月22日土曜日


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