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伊達寧裕が収集した浮世絵展示 登米懐古館、移転開館後初の企画展

展示された色鮮やかな浮世絵

 宮城県登米市登米町の登米懐古館で企画展「浮世絵 美の競演 伊達寧裕(やすひろ)コレクション」が開かれている。懐古館は昨年9月、建築家隈研吾氏が設計して移転開館しており、初めての企画展となる。4月19日まで。

 この地を治めた登米伊達家14代当主で旧登米町長を務めた伊達寧裕(1867〜1945年)が収集した江戸中期から明治期の浮世絵など36点を展示する。
 前期(3月15日まで)は喜多川歌麿作「美人画」、鳥居清長作「三囲詣で」、楊斎延一作「小野小町詠歌之図」など浮世絵10点やかんざしなどを展示、当時の華やかな民衆文化や風俗を伝える作品が並ぶ。
 寧裕は江戸期最後の登米館主だった13代邦教の子として生まれた。旧制東京外国語学校で清国語を学び、国費留学生として同国に留学し学問を修めた。帰国後は皇族の直属通訳官として仕え、日清戦争に従軍した。
 孫の16代当主伊達宗弘さん(74)によると、寧裕は東京在住時に歌舞伎をよく見に行き、さまざまな浮世絵を趣味で集めていたという。宗弘さんは「浮世絵には日本人の素晴らしい感性が映し出されている。江戸期に高められた華やかな日本文化に触れてほしい」と話している。
 午前9時〜午後4時半。観覧料大人400円(常設展含む)。連絡先は同館0220(52)3578。


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2020年02月24日月曜日


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